2024/07/29 23:00

そもそもピルってなあに?

ピルは、女性の卵巣でつくられる「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」の2つの女性ホルモンが主成分で、

卵巣を休眠状態にさせ、排卵を抑える薬です。

 


排卵が抑えられるため、妊娠はしません。

さらに、万が一排卵して受精したとしても、

子宮内膜を変化させて受精卵を付着しにくくし、

子宮頸管の粘液を変化させて精子を子宮に入りにくくする作用もあります。


 

ピルを服用することにより、

女性ホルモンの量が一定になるので、

生理予定日をコントロールしたり、

生理の症状を軽くしたり、

PMSを軽減できるというメリットも言われています。



 しかし、薬には有害事象が必ずあります。

 

・服用を開始してしばらくの間、悪心や不正性器出血などのマイナートラブルが発現することがあります。

(2〜3周期でほぼ減少します)


血栓症(血液が固まり、血管を詰まらせる)による死亡のリスクがあります。


血栓症のリスクは

一般女性              1-5/10000

低用量ピル服用女性           3-9/10000

妊娠中の女性       5-20/10000

分娩〜分娩後12週の女性 40-65/10000人です。

 


血栓症の危険な症状には以下があります。


激しい腹痛。

激しい胸痛、息苦しい、押しつぶされるような痛み。

激しい頭痛。見えにくい所がある、視野が狭い、

舌のもつれ、失神、けいれん、意識障害。

ふくらはぎの痛み・むくみ、握ると痛い、赤くなっている。

これらの症状が見られた時には、直ぐに服用を中止し、大事に至る前に受診をお勧めします。

 

 

 

以下に当てはまる方はピルが飲めないので注意しましょう。

・喫煙-35 歳以上で、 15 本を超える喫煙者

・高血圧

・心臓病

・脳卒中

・片頭痛

・乳腺疾患

・糖尿病

・肝臓疾患

・長期の安静臥床を要する大手術

・母乳栄養-分娩後 6 ヶ月以内

・深部静脈血栓症

 

 

 また、ピルの服用で精神的な影響や性欲への影響、体重増加のリスクもあります。

 

 さらに、ピルは合成女性ホルモンですが、

合成ホルモンは自然界では分解されない環境ホルモンなのです。


ある地域の調査で魚にメスが増えていたという結果があります。

人から尿として自然界に排泄されたピルの成分が魚を通して人間界に帰ってくるかもしれません。


 

海外ではピル服用による若い女性の死亡事例が報告されております

日本では報道されず、

私たちが耳にすることはあまりないのですが、

安易にピルを服用するのは避けてほしいと思っています。

 


もし、あなたが生理痛やPMSでお悩みなら子宮を整えることをお勧めします。

女性ホルモンは脳の指令を受けて卵巣で作られるのですが、

子宮を整えることにより、

骨盤内および全身の血行がよくなり、

ホルモンバランスが整い、

ココロとカラダに良い影響を与えることができるのです。

 

 

 さあ、あなたも子宮を整えよう!